サーフェイサーとは、きれいに塗装するための重要な下地処理アイテム

サーフェイサーと言うものをご存知ですか?もう長年プラモデルを作り塗装している方は、当然使っていると思います。

しかし、プラモデルの塗装をこれから始めようと考えている方は、使い方や用途がわからないかと思います。

そこで、サーフェイサーについてどの様な物か、どの様な効果があるのか解説して行きたいと思います。

サーフェイサーとは

サーフェイサーとは、溶きパテと同じものです。それを缶スプレーやエアブラシで吹く事で、傷を見つけ易くなり小傷を消しきれいな表面にしてくれます。

プライマー入りのサーフェイサーは金属でも塗料の食いつきを良くしてくれます。その他にパテで処理した跡のプラスチックと異なる材質に対し、表面を均一にする効果があり塗料のノリを良くしてくれます。

サーフェイサーは隠蔽力もあるので、下の材質が透けるのを防いでくれます。

サーフェイサーの種類

サーフェイサーは500〜1500と数字が書いてありますが、これが粒子の大きさになります。ヤスリと同じように、数字が大きくなると粒子が細かくなります。

またすぐ吹き付ける事が出来る缶スプレータイプと、溶剤で薄め使用するビンタイプがあります。

さらにはサーフェイサーの色は、パテと同じ色のグレー意外にも、黒やマホガニー等数種類出ています。基本色の剥がれた下地を何色にするかなどで、色を選べるのは一工程減らす意味でも有難いと思います。

サーフェイサーは必要か

実際に、サーフェイサーは必要かどうか具体的に見て行きましょう。AFV製作に大事な三つのメリットを紹介しましょう。

傷の発見

傷を見つけることができますが、一番主な事はパーティングラインの発見だと思います。特に砲身のパーティングラインを消したつもりでも、サーフェイサーを吹くとパーティングラインが出てしまいしっかりと消していないのを見つけられます。

エッチングパーツの塗装

プラモデル用塗料は、プラスチック専用のためエッチングパーツ等の金属には食い付かず剥がれてしまいます。

エッチングパーツ部分にプライマーを塗ってからサーフェイサーを吹くか、プライマー入りのサーフェイサーを吹くと塗料の食い付きがよくなります。

塗料の透けを防ぐ

プラスチックに塗料を直接塗っても、ノリが悪かったりプラスチックが透けてしまう時があります。サーフェイサーには隠蔽力があるので、これを防ぎ塗料本来の色の発色を良くすることができます。

特に水性アクリル塗料はプラスチックへの食い付きが悪いので、サーフェイサーの重要性を実感できると思います。

サーフェイサーを吹くときの注意点

サーフェイサーはあくまでも、パテと同じものになります。吹き過ぎると厚みが出てしまい、モールドを埋めてしまったりするので注意が必要になります。吹いた部分が光って来たら一度やめ、違う部分を吹くようにしましょう。

サーフェイサーの乾燥時間は

サーフェイサーを吹いたら、吹いた厚さにもよりますが半日は置いておきましょう。サーフェイサーは、少なからずプラスチックを溶かし塗料の食いつきを良くしてくれます。

私の感覚では、サフ吹き後塗装なら2〜3時間でも大丈夫だと思います。ペーパーをかけるようなら、最低半日は置いておきましょう。

まとめ

サーフェイサーについて解説して行きましたが、この塗装前の下地処理を行うことの重要性がわかって頂けたかと思います。

塗装工程も一工程増えますが、私はサーフェイサーを缶スプレーで吹いています。缶スプレーだと手軽に吹く事が出来るからです。瓶タイプのサーフェイサーだとエアブラシ用意して、片付けて、乾燥待ち、またエアブラシを用意してこれから塗装だと考えるとモチベーションが下がってきますからね。

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