エアブラシは、簡単に広い範囲をムラなく塗装でき大変便利なアイテムです。しかし塗装後。エアブラシを洗浄しなければならないのが厄介ですね。
エアブラシを使用後、しっかりと洗浄しないと次に使用する時に詰まって吹けなかったりしてしまいます。
そのエアブラシの洗浄を容易にしてくれるのが、『Fun Coating』と言うコーティング剤です。模型誌でも紹介されていて、これは大変便利だと思い購入したので使用感を紹介したいと思います。
Fun Coatingとは
・メッキや金属の表面を、高硬度・高密着にコーティング『撥水』『撥油』『防汚』『低摩擦』などの機能を付与できます。・コーティング剤を塗って乾かすだけの簡単コーティング(十分に性能を発揮させるには、加熱乾燥を推奨します)・ハンドピースにコーティングする事で、塗料の切れが良くなり、手間だった洗浄が簡単に!お手入れラクラク!吹き心地も良くなります!更にニードルの固着の回避が可能!・コーティングは透明なナノメーターレベルの膜であるためハンドピース外観や、塗料のシール性などに影響を与えません。・非引火性、低毒性、低臭性で安全にご使用いただけます。(公式サイトより)
エアブラシのカップ・ニードル等に塗る事でフッ素コーティングされ塗料のキレを良くし、カップやハンドピース内での固着を防いでくれるのです。
Fun Coatingのおすすめポイント
Fun Coatingを使用する事で、一番は使用後の洗浄が楽な事ではないでしょうか。エアブラシの使用後、何度もうがいをしても数日後に使用する時はニードルが固着してしまう事があります。
Fun Coatingを使用することで、2度や3度のうがいでも十分洗浄できます。また、エアブラシの使用中塗料を変えるときにも、2回ぐらいのうがいで十分です。
ご覧のように、カップの縁に塗料がついていないのがわかると思います。これは塗料のキレが良くなっているからですね。
Fun Coatingの使用方法
コーティング剤をハンドピースに塗布するには、下記の方法があります。
・クロス等での、拭き伸ばし
・溶剤を筆塗り
・漬け込み
・エアブラシでの吹き付け
その後加熱反応で密着させますが、80度環境で60分を推奨しています。加熱乾燥する事で、よりコートが密着するようです。それには、食器乾燥機がいいようです。
食器乾燥機がないと、これは難しいと思います。しかし耐久性は落ちるようですが、ドライヤーを当て続けたり、常温では180分を推奨しています。
また何度か行うことで、よりコーティングが強固になるようです。
私の使用方法
①ハンドピースを分解して、ツールウオッシュできれいに洗浄します。
②塗料カップ・蓋の裏・ニードル・ノズルには筆塗りします。
③ノズル・ニードルキャップは塗料皿へ入れて、溶剤に漬け込みます。
④ティッシュ等で拭いて、組み立てます。
⑤さらに、カップに溶剤を入れエアブラシで吹きます。
:(勿体無いのでノズルカバーを浸けた溶剤で、瓶に吹いて戻します)
注意点
fun coatingは大変揮発性が高いので、使用中や使用後は直ぐ蓋を閉めましょう。
初めて開封すると瓶の中身が少ない気がしましたが、これは揮発したのではなく最初からこの量のようです。
まとめ
エアブラシブラシ塗装の一番のデメリットが、本来の塗装よりも洗浄の煩わしさかもしれません。私もエアブラシ塗装する時は、休日に集中して行いますが、それだけ気軽にできないのが残念でした。
今回紹介したhun coatingは、エアブラシ塗装を気軽に出来るアイテムかもしれません。
若干お値段高めですが、fun coatingは1瓶で3〜4本分(3〜4回分)のハンドピースをコーティング出来るようです。
一回の使用量は少なく一回コーティングすれば、10回位は吹けると言われているのでコスパはそれ程高くはないと思います。