クレオス・ロシアングリーンVerを使ってのカラーモジュレーション塗装

カラーモジュレーションと言う言葉もかなりメジャーになって来ているようで、カラーモジュレーションとは、面ごとに陰影を意図的につけ立体感を演出する技法です。簡単にいうと、光の当たる部分と影になる部分をグラデーションをかけながら塗装して行くことです。

しかし、実際にカラーモジュレーション塗装を行うにしても、色を選ぶのに迷い足踏みしている方が多いのではないでしょうか。そのカラーモジュレーション用のセットがクレオスから発売されています。

このクレオスのカラーモジュレーションセットは4色入っていて、順番に塗装していくだけで迷う事なくカラーもジュレーション塗装ができます。最初として、ロシア戦車用のロシアングリーンVerを使用してのカラーモジュレーション塗装を試して見たいと思います。

ロシアングリーンVerセット内容

RG シャドー
RG CMベース
RG ハイライト1
RG ハイライト2

ロシア戦車用の基本色となる『ベース』、影の部分に塗装する『シャドー』、ベースから光に当たり明るくなっている部分の塗装に『ハイライト1』、ハイライト1から更に明るく目立足せる部分やパーツの分割をハッキリさせるために使う『ハイライト2』の4種類になります。

今回は捨ててしまい写真は取れないのですが、この4種類の写真付きの使用方法が付属しています。同じように行えは立派なカラーモジュレーション塗装ができます。

RG シャドー

シャドーは奥まった影となる部分や光の当たりにくい面の下の方、またパーツの分割を強調したい部分に吹き付けていきます。

写真では分かりずらいのですが、車体側面下部のフェンダー下、車体全面下部や後方下部全てにシャドーを吹いています。また転輪の後ろ側にも吹き付けました。

RG ベース

ベースとなる色は、全ての部分に吹き付けています。塗料を薄めに希釈して、先に吹いたシャドーの部分は、残したり薄く透けるように吹いています。

またシャドーとの境目は、グラデーションがつくように徐々に色が変わるように注意しながら吹きます。

車体下部は、全体的に薄っすらベース色を乗せるように吹きました。下部側面は、サスペンション直ぐ上の面の部分はベース色が分かるように吹いています。また、転輪の表側にも吹き付けました。

RG ハイライト1

ハイライト1は、車体全面や上面の光の当たる部分に吹いていきます。全面や側面は下から徐々に明るくなるように上の方に吹きます。上面は、前方から後ろに向かって暗くなるように前方に吹いていきます。

シャドーからベース、ハイライト1といきなり色が変わらないようにグラデーションを付けて吹き付けていきます。その為には、エアブラシではないと出来ない技法かも知れません。

RG ハイライト2

ハイライト2は、最も光の当たる明るさを強調したい部分や別パーツ感を出す部分にエアブラシや筆塗りで行っていきます。

先に吹いたハイライト1の先端部分に僅かに吹いたり、キューポラや機関室ハッチ部分等に吹いています。更に、リベット等の小さな凸の部分には筆塗りしています。

カラーモジュレーションの注意点

カラーモジュレーションは主にエアブラシで行います。塗料を変えたときに、別の塗料同士の境い目をボカしたり透かしたりする必要があるからです。

エアブラシの距離が近いとボケ具合が弱く、遠いとボケ具合が広くなります。またエアブラシを吹く角度が、垂直より角度をつけたほうがボケ具合が強く広くなります。暗い部分から明るい部分に滑らかにグラデーションするように吹くのがコツです。

まとめ

カーラーモジュレーション塗装は、正しいと言われる塗装方は無いようです。今回は、プロモデラーの吉岡氏の方法を参考にさせて頂いて、更に海外モデラーのYouTube動画を参考にしています。

海外モデラーは早くからカラーモジュレーションを取り入れていたらしく、方法も各々違い参考になる部分がかなりあります。是非カラーモジュレーションを取り入れて見たい方は、海外モデラーの動画を参考にして見てください。

今回のカラーモジュレーションの方法は、私個人の方法であってこの方法が正しいと言う訳では有りません。あくまで方法の一つだと思って下さい。

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