タミヤスミ入れ塗料・手軽で簡単スミ入れアイテム

タミヤ・スミ入れ塗料は、エナメル塗料を薄めてスミ入れしていた親父世代には、大変便利でとても有り難いアイテムです。 このタミヤ墨入れ塗料は最初から薄められた状態で、蓋に筆も付いていて簡単にスミ入れができます。さらに、ブラックだけではなくブラウン・ダークブラウンと三色でています。

タミヤスミ入れ塗料とは

タミヤ・スミ入れ塗料は、最初からスミ入れに最適な濃度に調整してあります。プラモデルのモールドの凹にスミ入れ塗料を置くだけでスッーと流れてくれます。通常のエナメル塗料よりも、プラスチック樹脂を侵しにくいのも特徴です。 また蓋に筆が付いているのが、手軽にスミ入れができるのがいい所です。一部分だけやちょっとの時間にスミ入れしたい時に重宝します。サッと取り出してちょっとスミ入れしてと、煩わしい片付けもありません。

スミ入れの効果は

モールドの凹にスミ入れをすることで、パーツや凸部が各々強調され立体感が出ます。また影になる部分に暗い色を入れる事で、陰影の効果があります。

スミ入塗料の種類

タミヤからは、ブラック・ダークブラウン・ブラウンの三色発売されています。さらに最近グレーも発売されたようです。このスミ入れ塗料は、エナメル塗料になります。

ブラック

一般的な黒色ですが、パーツにメリハリがつき過ぎる場合があります。車体の塗装色によっては、控えて部分的に入れたり他のスミ入れ塗料を使用した方がいいかもしれません。 濃いウェザリングの上にさらにスミを入れたい場合や、ホコリの上にオイルが滲んだ状態を表現する時にも使用できます。

ダークブラウン

ダークブラウンは、ひと昔前に行っていたエナメル塗料のブラックとブラウンを混ぜた色と同じ感じで使用できます。AFVには、一番使用されているかもしれません。 スミ入れ以外にも、サビ・汚れ等色々な風合いのグラデーションに幅広く使用できます。

ブラウン

ブラウンは、サビや汚れた風合いを出す事ができます。車体色が明るい場合や冬季迷彩時のスミ入れに使用しています。 ブラウンでスミ入れすると、長い間戦場で使い込まれた車両や冬の時期を表現するのに良いかもしれません。

スミ入れ塗料の使い方

スミ入れしたい部分に、よく降ったスミ入れ塗料を置いて行きます。毛細管現象により、スッーと流れて行きます。その後、はみ出した部分や凸部を拭き取ります。 拭き取る時の注意点として、乾く前は綿棒に溶剤は着けづに拭き取った方がいいと思います。溶剤が着いているとスミ入れした塗料まで吸い取ってしまいます。

ある程度乾いている状態なら、溶剤を少しだけ含ませた綿棒や筆で拭き取ります。筆で行う場合は、はみ出した部分のスミを、残したい部分に寄せるようにします。 どのような状態でも、筆や綿棒に着ける溶剤の量には注意しましょう。せっかく入れたスミも一緒に拭き取ってしまいます。

まとめ

今回紹介した内容は、あくまで私個人的な使用方法です。実際スミ入れを行う場合は、全体の色合いを見て使用するスミ入れ塗料の色を決めたり、ウォッシング後消えたらもう一度やり直したりするといいと思います。 スミ入れは一度だけ行うのではなく、他のウェザリング後でも全体を見て部分的にやり直したりして、納得行くまで繰り返し行いましょう。

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